うさぎちゃん
おおかみくん
勿論、それだけで終わってもいい話なんだけど、実はオスケモとメスケモとでは、タグで使用する際の傾向が異なったり、あとそもそもケモノイラストの雌雄の比率ってどのくらいなんだろうって、気になったのもあったから、こうして記事にしてみたわ。
うさぎちゃん
おおかみくん
うさぎちゃん
うさぎちゃん
メスケモとは?
メスのケモノのことを指します。
女性らしい特徴を有しているケモノほど「メスケモ」と呼ばれやすい傾向があり、例えば、スターフォックスのクリスタルが非常にわかりやすい例です。
画像のように服装、睫毛、胸、髪の毛など、外見で明らかに♀であることがわかるキャラクターをメスケモと呼びます。
逆に設定上は♀であっても、外見だけでは雌雄が判別しにくいものは、あえてメスケモと呼ばないこともあります。
イラスト投稿時など、タグ付けする際に、メスケモに該当するのかどうか迷ってしまった場合は、とりあえず受け皿の広い「ケモノ」を使っておけば間違いありません。
メスケモとオスケモの比率は?
メスケモという言葉があるように、当然オスのケモノを意味する「オスケモ」という言葉もあります。
しかし、タグにオスケモが使われることはあまりありません。
某イラストサイトでタグ検索するとオスケモ約30,000件、メスケモ約90,000件という結果になり、一見するとメスケモのイラストのほうが多いように感じますが、「ケモノ」タグで検索して、一枚一枚雌雄を判別していくと、実はオスケモのほうが多いです。
やや母数が少ないですが、直近に投稿されたイラストを300件ほど調査したところ、オスケモ32%、メスケモ30%、その他(性別不明・両性具有など)38%という結果になりました。
漫画やゲームなど公式のケモノキャラクターは♂のほうが多いですし、ケモナー自体も同性愛者の方が多い印象がありましたので、個人的にはオスケモの比率が圧倒的なのかと思っていましたが、ほとんど差はないようです。
この結果を見るに、♂のケモノイラストのほとんどが「オスケモ」タグを付けずに投稿されていることになります。
なぜこういう傾向があるのかについてですが、一つは幼いオスケモを意味する「ケモショタ」ジャンルの人気が非常に高く、オスケモイラストの一部が「ケモショタ」タグで投稿されていること。そしてもう一つは「獣」という言葉自体に、どちらかというと♂のニュアンスが含まれており、あえて「オスケモ」タグを付けないで投稿している人が多いことなどが関係していると思われます。
それと明確に区別する意味合いで「メスケモ」のタグ付けが盛んになり、「オスケモ」はむしろその対として後発的に付けられるようになりました。
ケモナーの中には、♂♀どちらもいけるという人が多いので、「ケモノ」タグだけでも問題ない気がしますが、中にはメスケモオンリーのケモナーがいるのも確かです。
メスのケモノにしか興味のない人にとっては、「メスケモ」という言葉は極めて有用なタグとして機能することになるわけです。
メスケモに関連するワード
ケモロリ
大きくならないなぁ……的な風呂上がりケモロリちゃん🐱 pic.twitter.com/y0wiPpqQAX
— きっとねこ (@lulufla) May 31, 2020
上の項で「ケモショタ」というワードが出てきましたが、メスケモの場合は、外見上幼く見えるものを「ケモロリ」と言います。
見た目が幼く見えるならば、年齢関係なくケモロリと呼ぶ場合も多いです。
ケモノ特有の可愛さと、少女的な可愛さを併せ持つので、好きな人はどっぷりハマります。
ケモ百合
ケモ百合描きたいって1000年くらい言ってる pic.twitter.com/ulitM6jNvM
— 飴沢狛🍼いちごイチエ (@ponnzuame) April 21, 2020
同じくメスケモのサブカテゴリ的な立ち位置に「ケモ百合」という言葉があります。
こちらはメスケモ同士の恋愛を示すワードで「ケモレズ」と同義ですが、どちらかというとハードな同性愛描写を含むものに「ケモレズ」という単語が充てられる傾向があります。
ケモノ界隈は、ケモホモジャンルのほうが強い印象で、それと比較するとケモ百合はまだ規模が小さいですが、マイリトルポニーなどのように、メスケモ比率の多い作品ではケモ百合イラストが多く見られます。
メスケモと獣娘の違い
メスケモに似た言葉に「獣娘」という言葉があります。
読んで字の如く、「獣の要素を持った娘」という意味を持っており、こちらの場合は、獣耳のキャラクターも含みます。
これはケモノと獣人の違いともよく似ており、ケモ度で示すなら以下のようになります。
メスケモはケモ度1を含まないのに対し、獣娘は主にケモ度1~2のような、人間的要素の強いキャラクターに使われます。
他にも「モンスター娘(モンスターの要素を持った娘)」なども同じような考え方でカテゴライズして問題ありません。
メスケモの登場する作品を紹介
本項では、メスケモが登場する作品を紹介させていただきます。
お稲荷JKたまもちゃん!
狐獣人の「たまもちゃん」とその姉妹を中心に学校生活を描くほのぼの日常系漫画です。
メスケモパラダイス!
BEASTARS
ウサギの「ハル」、オオカミの「ジュノ」をはじめ沢山のメスケモが登場します。
心理描写が緻密で独特な雰囲気を持つ作品で、草食と肉食が共存する歪な世界をリアルに描いています。
もふかのポプリ
犬獣人JK「ケイ」と人族の「ミカ」による異種恋愛作品。
まさかのケモ百合をメインテーマにした異色作です。
ズートピア
主人公がウサギのメスケモの「ジュディ」です。
可愛い見た目とは裏腹に、先入観と固定観念をテーマにした奥行きのある作品です。
スターフォックスシリーズ
スターフォックスアドベンチャー以降、ヒロイン的な存在として、青い美しい毛並みを持つ狐のメスケモ「クリスタル」が登場します。
その他にもスターフォックス2の「ミュウ・リンクス」、「フェイ・スパニエル」64の「キャット・モンロー」など。
フリーダムプラネット
竜人の「ライラック」、猫獣人の「キャロル」、犬獣人(?)の「ミラ」の3人のメスケモを中心に繰り広げられる横スクロールアクションゲームです。
メガドライブのソニック風のゲームで動きが一々可愛い。
羊竜使いのケモノ事情
羊竜の「シーラ」をはじめケモ度3~4のメスケモがいっぱい登場します。
「ケモノだから大丈夫」をキャッチコピーに際どいシーンテンコ盛りの作品です。
マイリトルポニー
主要キャラクターのポニーの6名がみんなメスケモです。
もともとは女児向けアニメですが、なにかと規制に厳しい海外では大人のお友達にも大盛況です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
個人的な話になりますが、一年半程前から雌猫を飼っています。
もともとネコ科の動物は美しいな、と思っていましたが、実際に飼ってみると身体のしなやかさや、毛並み、目鼻立ち、綺麗な瞳、どれを取ってみても美しく、改めて生命の神秘を感じています。
そんな彼女が、もし二足歩行し、意思疎通できるメスケモだったとしたら、やはり魅力的なんだろうなぁ、などとどうしても妄想してしまいますね。
メスのケモノはやっぱりいいものです。
うさぎちゃん
初めまして。突然のコメント失礼します。
獣(ケモノ)の定義って意外と人によって異なるという話は
ワザップのケモナーが本音で語るスレなどでも一度話題にしていた
ことがありました。そこで1つお聞きしたいのですが・・・
最近はケモナーという言葉にもメスケモの様に棲み分け用の言葉が
出てきているのを管理人さんはご存じでしょうか?私も最近知ったのですが
そちらもご存じの通りケモナーにはケモノの性別を問わず好きになる
いわゆるバイセクシャルやアセクシャル、パンセクシャルのような人が
多いため、私達のような自分から見た異性のケモノキャラのみ好きになる
人にはメスケモタグの様に棲み分けが必要となりつつあるようで
そこで現れた言葉が【ケモニスト】という言葉でした。
このケモニストというのは相手の性別問わずケモノキャラが好きな
ケモナーの対義語に当たり、自分から見た異性のみが好きなヘテロセクシャル
つまり男性ならメスケモやケモロリのみ、女性ならオスケモやケモショタのみ
好きな人を【ケモニスト】と呼ぶ模様です。…でもこのケモニストという言葉、
言葉自体はケモナーと同時期からあったものの、この意味合いで
使われるようになったのはかなり最近で、まだまだ浸透しているとは言えない
状況であるため、ケモニストに変わってメスケモナーやオスケモナー
みたいな言葉が使われていることも最近はあるようです。
個人的にはメスケモナーって言葉でもいいけどケモニストって言葉がもう少し
ケモノ界でも浸透してくれてもいいかなぁ…なんて思ってます。
たchuやくぅ~さん
返信遅れてしまい申し訳ありません。
ケモニスト…ですか。私も長年ケモノ界隈にいますが、初めて聞く単語ですね。
とはいえ、最近は巨ケモばかり追いかけていたので、最近のケモノ事情に乗り遅れているのかもしれません笑
ただ棲み分けの部分については私も思うところはあります。私も基本的には異性愛者で、巨ケモのみ性別不問という
また特殊な立ち位置にいるのですが、でもやはりこの界隈にいると、あたかも同性愛者である前提で話しかけられる
ことも多いので、何か自分の嗜好を的確に表す単語があると便利ですよね。
ただこれについては、あまり造語が増えすぎても、ただでさえ複雑なケモノ界隈がより一般層から理解し難いものとして
捉えられてしまう可能性もありますので、たchuやくぅ~さんの言葉にあったように、とりあえずはオスケモナー、
メスケモナーでいいのかな、というのが個人的な意見です。
情報ありがとうございます!『ケモニスト』という単語が今後広く使われ始めるようなら、またそれについても
記事に纏めてみようと思います。